こんにちは
- changa0322
- 2020年4月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年5月28日
初回はヌビにつきまして

韓国の伝統工芸ヌビ
日本の刺し子のように表地と裏地の間にワタを入れ、何列も均等に刺し縫いする技法です。生地を丈夫にするため、保温のための技法。チマ(スカート)・チョゴリ(上着)・パジ(ズボン)や足袋や風呂敷にいたるまで色々。
何列にも縫うのは、中のワタがずれないようにするためと言われます。細かいほうが丈夫なのはわかるのですが、1mmや3mmのヌビもあり、果たしてそこまで必要なのか? 後ろ見頃を5cmにしてしまう私は、2cmでも十分ずれないのではないか?と疑問が残ります。
やはり装飾として美しいから、そして「祈りを込めて」という意味あいが強いのではないかなぁと思います。
今韓国でヌビを着ている人を見つけるのは難しく、お坊さまが、衣服として着られています。語源は衲衣(僧侶の着る服)という説があり、お坊さまたちが擦り切れた服を繕ったのが始めと言われています。
上の写真は、韓国に住むお知り合いのお坊さまが召しておられたもので、服となり、寒い夜はかけ布団となり、敷物にもなるそうです。
1枚の衣服が、他のお坊さまから引き継がれ、繕い続け、受け継がれるとこんなにかっこいい服になるのかと驚かされます。
ヌビの服は作るのに時間がかかりますが、繕ったり、丸ごと染め直ししたりして、長く着て頂くと味わいみたいなものが染み出してきます。
Comments